第26章 サービスの管理

Vine Linuxはさまざまなサービスが利用できるようになっています。ここでは、これらのサービスを起動するための方法を簡単に示します。ただし、それぞれの設定はどのように利用するのかによって異なりますので、ここでは述べません。マニュアルや/usr/doc/、/usr/share/doc 以下にある各パッケージのドキュメントを参照して下さい。

26.1. サービスの起動と停止

各種サービスはデーモンと呼ばれるプログラムによって提供されます。これらのデーモンを起動したり停止するには、/etc/rc.d/init.d/にあるスクリプトとchkconfigコマンドによって行います。/etc/rc.d/init.d/のスクリプトはserviceコマンドを用いることで、デーモンの起動と停止をすぐに行えます。また、chkconfigコマンドはシステムを起動したときに、デーモンを起動するかどうかを設定します。

/etc/rc.d/init.d/のスクリプト

大部分のサービスの起動と停止は /etc/rc.d/init.d/ に置かれたスクリプトによって制御することができます。rootになって以下の(service_name)の所を適切な名前にすると、使い方が表示されます。

        # /sbin/service  (service_name)
または
	# /etc/rc.d/init.d/(service_name)

例	# /sbin/service ypbind
	*** Usage: ypbind {start|stop|status|restart|condrestart}
          

ypbindの場合、start(起動)と、stop(停止)、status(状態の表示)、restart(再起動)、condrestart(条件付きの再起動)を行うことができます。

start stop status restart condrestart などを command (コマンド) と呼び、次のように利用します。

	    # /sbin/service (service_name) (command)
	    
例          # /sbin/service ypbind status
	  

サービスごとに用意されているコマンドは異なります。起動していた時に、設定ファイルなどを読み込んで反映させる reload というコマンドを使えるものもあります。

condrestart と restart

condrestart は、conditional restart を略したもので、起動しているかどうかをチェックして、起動していた場合に stop と start を実行することで再起動します停止していた場合には stop も start もせず、停止したままです

restart は、起動しているかどうかに関わらず stop と start を実行するので、もともと停止していた場合でも起動します

chkconfigコマンド

これらのサービスをシステムが起動したときからすぐに使いたい場合は、「chkconfigコマンドによる自動起動の設定」を参照して、chkconfigコマンドを用いて設定して下さい。

inetdデーモン

POPなどのいくつかのデーモンは inetdデーモンによって要求が来たときに自動的に起動されるものもあります。起動されるデーモンについては /etc/inetd.confを参照して下さい。

例えば、POPに関するエントリーをみると

pop-3   stream  tcp     nowait  root    /usr/sbin/tcpd  in.qpopper
            

になっています。クライアントからPOPの要求があると、in.qpopperが起動されます。もし、/etc/inetd.confを修正した場合は、inetdデーモンに設定を反映させる必要があります。

# /sbin/service inet reload