1.6. tetex-tt2001-fmex789 パッケージと tetex-bakoma-cmex789 パッケージ

通常、cmex の 7, 8, 9 pt にマッピングされている fmex{7,8,9}.pfb のグリフ /space (0x0020) には、 大きめな左パーレンが割り当てられています。

例えば、以下の tex ソースにより得られる \left( の左パーレンがちょうど fmex9.pfb のそれに該当します。

\documentclass{article}
\usepackage{amsmath}
\begin{document}
\small
$$
\left(
\sum_{i=0}^D
\right)
$$
\end{document}

一部の出力環境によっては、 この左パーレンが pdf プレビュー時および印刷時に欠落してしまう問題があります。

安全な出力のために Vine Linux 5 では、 この問題への対処として、 tetex-tt2001-fmex789 と tetex-bakoma-cmex789 (non-free) という 2 つのパッケージを用意しました。

前者はグリフ /space を /visiblespace へ置換することで、 後者は Bakoma フォントを利用することで、この問題へ対応しています。

この問題の詳細は、奥村晴彦氏が運営する TeX Wiki[qa:52241] tetex3とWin32TeXのcmex7/8/9の違い を先頭とするスレッドを参照してください。